【レポート: 嶋村年彦(NCA副理事長)】

2015年8月30日(日)、橿原市の「橿原公苑 橿原ジョギング&サイクリングステーション」にて、第1回のサイクリング初心者講習会を開催しました。1名欠席の9名がご参加、ほとんどがスポーツバイク経験1年未満、初めての方も2名おられました。また木津川サイクリング倶楽部から中野一彦氏が大阪から駆けつけてくださいました。

9時15分定刻に座学からスタート、講師は副理事長の嶋村年彦です。
午前の前半は研修室でJCAの初心者テキストに沿って、自転車の種類、用途、選び方、ブレーキのかけ方、ギヤチェンジの意味と使い方、交通法規等を説明。休憩をはさんで実習室で、ポジショニングの決め方、ハンドルブラケットの握り方、ぺダリングの仕方、ギヤチェンジの使い方、パンク修理等の実施講習を行いました。
お昼解散して各自昼食の後、13時からの実走のころには一時雨が強くなったため、雨待機で要望のあった輪行講習を行いました。


 

14時前には雨も上がりサイクリングのスタートです。
飛鳥昆虫館から石舞台古墳まで休憩を取りながら、皆さんの様子をチェックしながら実走体験、帰路は本薬師寺跡の満開のホテイアオイ畑に寄り道をして、J&Cステーションに帰着しました。
途中、飛鳥川沿いの自転車道で2名のスリップ転倒がありましたが、二人とも腕と脚の擦過傷で済んでなによりです。
さすが怪我のしない転倒の仕方の講習のおかげか?

15時過ぎに帰着した後雨足が強くなってきましたが、質問と雑談をして16時に終了。
今回NCAとして本来やらなければならない初心者講習と啓蒙活動を開催してみて、参加者からはなかなか良い印象をいただきました。
今後スポーツバイクへの参加者、又NCAの会員が増えることを期待したい。

今回ご参加いただいたみなさん、ぜひ協会ランでご一緒しましょう。

催行日:2015年8月2日(日)
集合:JR奈良駅08:30 出発:09:00
参加人員:20名(NCA会員:15名、一般:5名)

【レポート】報告:NCA木村 吉則
暑い暑い中、20名もの方がJR奈良駅に集合。今回は奈良県北部から中部の吉野まで約60kmの峠越えもある暑い中でのサイクリング。参加者に現役高校生が1名参加。大変うれしいことです。
集合写真をとり9時にスタート。まづは1km程北にある石橋の⑮新長慶橋。ここは大仏鉄道公園のすぐそばであり、駅舎の礎石の跡もあったそうな。
ここから、ならクル自転車道:せんとの道ルート(C7)から広瀬神社へ。ここにも今回の橋の対象ではないが、石の太鼓橋がある。あまり知られていない石橋である。
ここから約20kmで葛城市の石橋の⑯行者橋。江戸時代には大阪方面から吉野、大峰方面へ行者が多く渡った橋だそうです。
そろそろ腹が減ってきました。御所周辺で分かれてチャリ飯。昼食後は峠越えで吉野へ。そして吉野川にはいり最後の⑰近鉄吉野川橋梁(鉄橋)。暑い中到着。

近鉄吉野神宮駅で解散。希望者のみで峠越えて奈良市内へ帰りました。私は神宮駅で輪行帰り。暑さ真っ盛りの8月に峠を越えるサイクリング、無事終えることが出来ました。

 

集合写真 前週に近畿地方が梅雨入りした6月の協会ランは、奈良盆地北部の南都七大寺と斑鳩三寺を巡る企画。前日まで、雨に見舞われるという予報に惑わされながらも、天気の崩れがないものと信じて決行しました。
今回のルートは、奈良県が整備している「ならクル」のルートを繋いで、70kmの周回コースに仕立てました。「ならクル」ルートは盆地の中の史跡を繋ぐコースや歴史のある道そのものがコースとなっているもの、山間部のダイナミックなアップダウンコースもあって、様々な設定が可能です。

集合場所の平城旧跡の朱雀門前には、予定時刻の8時30分に当日参加のNCAメンバーを含めて20名が集合。奈良県外からも多数のご参加があり楽しい一日になりそうです。

二月堂 先ずは、朱雀門から大極殿の前を横切って、佐保の御陵群から平城山を経て、前半の奈良市内観光スポット巡りセクションへ。 明治期の建築様式が美しい奈良少年刑務所、東大寺二月堂、興福寺、猿沢池、元興寺とペダルを漕ぐ間もなく現れる古寺にサイクリングという本来の目的も忘れてしまいそうです。元興寺の本堂の屋根には飛鳥寺から移設された際に使われた瓦が残っており都会とは異なる時間の流れを感じます。

元興寺 元興寺を出て、いよいよサイクリングのスタートです。ならクルルートC3を使って、上ツ道を南下。20名の隊列は長く伸びて思い思いの速度で梅雨の晴れ間のサイクリングを楽しみました。高井病院から天理教を経て大和神社までのセクションはアップダウンもありサイクリングの醍醐味も味わえます。
戦艦大和の守護神でもあった大和神社からは、聖徳太子が飛鳥から斑鳩に通った道とされる太子道を辿るならクルルートC10を使って、法隆寺を目指します。道中には太子ゆかりの神社や碑などの遺構や万葉集にもよまれた黄色い小さな絶滅危惧種の「あさざ」の珍しい花にも出会うことが出来ました。

サイクリング あさざ

JR法隆寺駅の東側に、田圃のなかに1メートルほどの盛り土が一直線に伸びる道が、JR大和路線から見ることが出来ます。それは、およそ百年前、現在のJR法隆寺駅から天理に向かって、走っていた「天理軽便鉄道」の軌道のあとです。
竜田揚げ 12時30分、途中でミスコースしたメンバーと法隆寺前で合流。ここで食事休憩となります。鶏肉に甘辛い味をつけて片栗粉をまぶして揚げた「竜田揚げ」は、竜田川の川原を彩る紅葉の色をなぞらえた料理として、最近、斑鳩町や生駒市が地域グルメとして地域振興の素材として取り上げています。その「竜田揚げ」を求めて自由行動になりました。
電話ボックス 昼食後は、斑鳩三寺の法華時、法起寺を巡って、大和郡山市街地の新しい観光名所になりつつある、電話ボックスの中を泳ぐ金魚に目を丸くして、薬師寺、唐招提寺へ。 日差しが出てきて暑くなりだした上に、お昼ご飯もこなれてきたので、唐招提寺の土産物屋で、めいめいにアイスやソフトクリームで涼をとり、朱雀門に午後3時到着。
6時間半で、南都七大寺と斑鳩三寺そして、数々の遺構を巡るたびの終了です。各スポットでは、数分の立ち寄りでしたが、奈良の観光は自転車がやっぱり便利ですね!

幹事大森

5月6日(祝) 8:00に木津川市木津グランド(木津川市木津川端69-1)に集合、木津川サイクリング倶楽部との合同ランと心地よい五月晴れの天候の為、この時点ですでに60名を超える大所帯となった。
最年少は中学1年生で、例年のように小学校低学年や高齢のママチャリ参加はなかった。
タイトルに「90キロ」と表示したので、その影響が大きかったかもしれない。
また、タイからの留学生も参加していただいた。

ブリーフィングでは、集団走行での危険回避の為車間距離を十分にとり、左側1列走行と
ハンドサインの励行をきつくお願いした。
8:15に先頭出発、途中合流の意思表示がFBで多くあったため、舟形公園、流れ橋、背割り堤、赤池で合流を待ちながら休憩しつつ、最終的には67名の参加となった。

皆さん健脚ぞろいの為、アベレージ25キロ程度で走行、嵐山渡月橋には11時に到着。
一旦解散して、GW最後の休日観光客でにぎわう嵐山で各自食事と観光を楽しみ、13時に再集合して、帰路スタート。途中背割堤で休憩、大阪方面寄りの参加者の方はここで離脱され、残りは舟形公園でパンク修理実習をしたうえ、3時半ごろ木津グランドに到着解散となった。
恒例となったこのサイクリング、年々参加者が増加し、うれしい限りであった。

Report: 島村

4月協会ラン「宇陀の桜巡り」は、私が幹事をして今年で3回目になります。毎回、桜の開花がドンピシャとはいかないのですが、今年は最高だったと言えると思います。

「又兵衛桜」「桜三兄弟」「水分桜」「大野寺枝垂桜」「榛原宇陀川堤の桜」は全て満開で雨上がりに映えて、この日は最高でした。

4月5日(日曜日)に開催したのですが、参加者の申込状況を見ていると、昨年と同様、20名を超えるかなと思っていたのですが、4月2日の締切日の集計では「榛原駅集合」が10名、「あきのの湯」集合が7名の17名で、まあ、こんなところかと得心していました。

 

その後、5日の天気予報が芳しく無く、当日朝では、「宇陀市」は小雨が続く天気予報で、「榛原駅」集合は私1人となっていて、幹事の補助をお願いしている植田さんから、『あきのの湯に10名が来ているよ』とのこと。

結局、合計11人で幸いにも雨が上がった中をスタート、誰が晴れ男か判りませんが、ゴールするまで、雨は降りませんでした。

最初の「又兵衛桜」は近くで見ると、さすがに風格とボリュームで圧倒されます。

「桜三兄弟」才ヶ辻郵便局は、「枝垂れ桜」も然ることながら、樹齢数十年はありそうな、「木蓮」「辛夷」が玄関を引き立てている江戸時代創建の豪壮な茅葺屋敷で、山野の背景に溶け込み、私には、黒沢明監督の映画、「夢」を連想させる優雅な風景です。

昼食は、奈良カエデの郷ひらら内の「caféカエデ」で「給食ランチ」をいただきました。

「給食ランチ」は毎月第一日曜日に提供されていて、プラスチックのトレーにアルマイトの食器に「揚げコッペパン」「カレースープ」「マカロニサラダ」「牛乳」「デザート」を盛り付けた、昔懐かしい、今時の豪華給食メニューです。

この「奈良カエデの郷ひらら」は、明治7年創立、昭和13年現校舎再建、平成18年閉校となり、132年間当地の人材育成を担った「旧宇太小学校」をリニューアルした趣のある木造校舎です。

この後、このルートで「自転車で走ったなー」と思う唯一の室生湖畔をはしり、大野寺へ。美味しい「草だんご」を食べて、ゴールの「あきのの湯」へは、午後3時半ごろ、全員無事帰ってきました。