山岳グランフォンドin吉野 試走会の報告

日 時: 4月10日(土)
集 合: 8:30 a.m. 吉野運動公園・駐車場
出 発: 9:00 a.m.
参加費: 一般 3,000円  NCA会員 2,500円
参加者: 29名
ルート: 約86km 吉野運動公園・駐車場 ~ 足の郷 ~ 五番関 ~ 黒滝村 ~ 下市町 ~ 吉野運動公園
※ これに参加すると初参加でもロングコースにエントリー出来ます。

 集合時のようす≪ REPORT : 大森 克洋 ≫
雨中の開催となった昨年の大会で、パンクや落車のトラブルが多発したことから、今年から、山岳グランフォンドin吉野は、過去の参加実績により参加できるコースが制限されることになりました。あの過酷なコースを完走するためには、体力だけでなく、リスク回避する知恵が必要だからです。グランフォンドブームの中で、スキルに見合ったクラスに参加していただく事で、トラブル無く大会を楽しんで頂こうという配慮によるものです。
その新しいルールの中で、事前にコースの厳しさを体験頂き、十分な準備とトラブルリスクを回避するテクニックを身に付けて頂こうという主旨で、「オフィシャル試走会」が開催されることになりました。この試走会に参加することによって、初参加でもロングコースに参加する資格を得る事が出来るのです。
思い返せば、5年前の大会に、ロード歴半年で無謀にもスーパーロングにエントリーしたことを思い出します。いきなり始まった足の郷への取り付きで早くも自転車を降り、それ以降、ほとんどの登りは押して登ったというあまりに無様な記憶はまさにリベンジを誓うに十分な体験でした。そして、その登りでのタイムロスを取り返すために、下りセクションでは、無謀な速度で運転をしていました。今になれば、「事故が起きなくて良かった」というレベルの不安全な運転です。やはり、自転車は安全に走ってこそ素晴らしい乗り物ですので、今年のルール改正は参加者に楽しい思い出をもたらすものと確信します。
さて、試走会の当日です。嶋村さんに無理を言って、7:20に近くのコンビニでピックアップをお願いしました。豪華講師の三船監督と同乗して集合場所に着いたときには、既に参加者の皆さんは準備万端という雰囲気です。早速、受付を開始し、三船監督のレクチャーが始まりました。今回は、スタッフ参加ですので、レクチャーを聴いている暇はありません(涙)。その間に補給物資をサポートカーに積み込み出発準備を整えて行きます。三船監督から、「タイヤの空気圧を高くしすぎると衝撃吸収性が下がり疲労の蓄積に繋がる」というレクチャーがあったので、出発前にあちこちから「シュー」という空気を抜く音が聞こえるのは御愛嬌。圧力計なしで、抜いたあと何気圧になっているのか確認されているのでしょうか??
早速、吉野運動公園をスタートし津風呂湖畔の平坦区間を走行して行きます。走りながら参加者とお話をすると、遠くは大宮から参加されている方もおられ山岳グランフォンドin吉野の人気の高さを物語ります。
東吉野入り、2回目のレクチャーに続いて7.5kmで、670mを登る最大の難関、足の郷セクションにいよいよ突入です。ここで三船監督から「スタッフ先導して下さい」との御指名です。参加者の皆さんには、「スタッフを抜かない様に!」とお約束のボケをかまして、登坂開始。ここは、伴走スタッフの見栄もあり、頑張って先行して行きますが、振り返ると山岳列車の様相です。(恥ずかし)
追従される参加者にミチを譲り、山頂に到着したときには、10名ほどが既に到着されていました。ここで、嶋村さんから最後尾を迎えに行くようにと意地悪な指示が出ましたが、当然そんな余裕はありません。ここで3回目のレクチャーが行われ、主に下りのテクニックが紹介されました。
安全に下るには、ブレーキをかけながらゆっくり下れば良いのでありません。カーブの手前で十分減速し、ブレーキをリリースしてカーブを回って行くとのこと。ブレーキを掛けると滑る危険が増えるので、直線区間でブレーキを掛けるのです。
足の郷を下り、川上村の道の駅で、補給と休憩のあと、五番関への登りです。五番関では、徐々に遅れだす参加者を励ましながら最後尾をゆったりと登ります。山頂まで完走できそうに無い方は、嶋村さんのサポートカーで回収されるので適宜判断して先を急ぎます。4月初めにこの峠を登ると、本番のような大汗をかくでもなく快適です。ところどころに山桜も咲いており気持ちの良いサイクリングになります。
トンネルの手前で右に曲がり大峰林道手前の広場で休憩した時点で予定時刻を大幅にオーバーしており、地蔵峠から下市に抜ける正規ルートをあきらめ、吉野山へショートカットすることに。通行止めでサポートカーがついて来れるか?という一抹の不安を感じながらも一行は絶景の大峰林道を下ります。時おり現れる上り坂に既に足が売り切れ状態の参加者もちらほら。
金峰神社を過ぎると、一気に観光客の集団が出現。動くパイロンと化した観光客に配慮しながら、両輪ロックしそうな激坂を下ることになろうとは。足の郷や五番関以上の難関です。一方、大宮から参加された方は、グランフォンドの試走の後、1泊し吉野桜を見物するのが今回の旅の目的で、思いもよらぬ展開にある意味大満足されていました。
難関セクションを何とかクリアし出発地点の運動公園に帰着したのは、16:30でした。この試走で山岳グランフォンドin吉野の厳しさと魅力を感じて頂き、是非7月に戻って来て頂きたいものです。しかし、今回は、レクチャーがあり各ポイントで最後尾を待つというのんびりペースでしたが、本番は時間制限と暑さとの戦いとなりますので、体調を整えて来て下さい。
今回の走行距離は86km。所要時間は7時間30分でした。


次の試走会は5月9日(日)です。ご参加予定のみなさま、当日集合場所でお会いいたしましょう。

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