行き先 | 信楽~日野(中野)城跡 |
日程 | 2011年8月7日(日) AM6:00~ |
合流場所 | 大和郡山市役所:平城宮跡:和束天満宮(中野園):JR・信楽駅 |
参加者 | 6名 : 大森(寛) ・ 桑島 ・ 近藤 ・ 辻元 ・ 西見 ・ 宮脇 |
8月7日という真夏のド真ん中、しかも早朝からのサイクリングということもあって、一緒に走ってくれる方があるかどうか心配していたが、事前に4人の方から参加のご連絡をいただいた。本当、嬉しいかぎりであります。
平群町から自走の大森さんと大和高田市から自走の宮脇さんと私の三人が大和郡山市役所前を出発したのは、午前5時58分。早朝の心地よい空気の中を走っていると、西ノ京あたりで携帯が鳴る。西見さんからで、参加していただけるという連絡だ。GOOD!GOOD!平城宮跡で西見さんを待って出発。メーターをゼロ設定にし、4両の列車となって奈良自転車道を通り、「黒髪山稲荷神社」へ。06:43到着、2礼2拍手1礼の作法で本日の交通安全を祈願してから和束へ向う。
美加ノ原カンツリークラブを過ぎると快適な下りが待っている。こいつを一気に下ると、やがて木津川に出る。少し堤防を走り、恭仁大橋(加茂町)を渡って直ぐに右折。R163を横切ると1本道で和束への緩~い上りだ。黒髪山稲荷神社から約17km、和束天満宮(中野園)へ50分かけて到着。桑島さんも同時に到着され、合流成功。まだ07:40なので、ゆっくりと休憩タイム。今回のサイクリングのお誘いで、ここの出発は08:15と決めているので、その時間が来るまでは出発出来ない。もしかして誰かが参加されるかも知れないからである。中野園さんが店開きをしてくれ、私は昔懐かしい「ラムネ」を選んだ。この時間なのに、夏の暑さを感じる。今日は酷暑との戦いになりそうだ。
定刻08:15丁度に出発。信楽駅まで約20kmということは、これまでの経験で分かっている。それに、何度も走っているコースは上り下りの斜度や長さ、路面状態まで分かっているので気が楽である。1時間足らずで信楽駅へ到着すると、辻元さんが既に待ってくれていて、6人全員が顔をそろえた。ここの出発時間は09:45となっているので、それまで30分ほどの休憩となり、私は「コカコーラ」を味わう。私と同じ大和郡山市から自走で来られた桑島さんは、往復自走すると聞いてビックリ!そっと脚を盗見すると、立派な筋肉がついていて、日頃の鍛錬振りが想像できる。
信楽駅から先は全員未知の世界。パソコンで出したMAPが頼りだが、R307を走るだけだから心配は要らないと思っていた。約16km走って、帰りに昼食をとる予定の貴生川駅近くで休憩、時間も計画通りだ。もちろん太陽を避けて影のなかでの休憩だが、この時私は「少しおかしいぞ!」と感じていた。なかなか呼吸が治まらないのだ。残りは16kmだと皆さんに言いながら出発。途中、コンビニで水分補給して少し元気になり、「これからは1本道です」と言った言葉が結果として大失敗をやらかすことになってしまった。
高架になっているR1を潜り、信号を右にとっていくとR307なのに、先ほどの「1本道」が頭に残っていたのか、直進してしまったのである。どう考えても国道とは思えない道なのに、体力を消耗している私にはそんな判断力も無くなっていて、「日野」へ向っていることは間違いないからと、そのまま前へ進んでしまったのである。途中、コンビニの店長に教えてもらった道も分からなくなり、住宅街に迷い込んで苦労したのだが、宮脇さんがナビを持っていたことが分かり、それを使って近江鉄道・日野駅を目指すことになった。ところが、このナビは性能が良すぎるのかどうか知らないが完全な田舎道を指示していて、それに随って進んでいくと地道になり、林のなかへ入っていくではないか。とても「道」とは云えない様な道で、バイクを押してブッシュを掻き分け進んでいくとやっと自動車道に出られた。
交番のお巡りさんに確認をとり、やっと自分達の居る場所が分かった。しかし、目的地の日野城跡まで3kmも残っていない処で、ついに私がダウン状態となってしまったのであります。皆さんに待ってもらい、平和堂の洗面場で何度も頭から水をかぶり、リポビタンDを飲んでも心臓の鼓動が治まらない。前夜の深酒と睡眠不足、そしてトレーニング不足の罰であったと反省している。時間はすでに12時半を過ぎていて、熱中症寸前&ハンガーノック寸前状態であったが、ゆっくりと走ることは出来たのでどうにか日野城跡にたどり着くことが出来た。「まわろうよ」のポイントGET!
メーターを見ると、6kmほども回り道をし、1時間以上も時間を浪費したことが分かった。これすべて私の責任であります。同行いただいた大森さん、桑島さん、辻元さん、西見さん、 宮脇さんに心からお詫び申し上げます。「ゴメンナサイ!!」
大和郡山市まで自走で帰られる桑島さんと、途中に車を置いておられる辻元さんと別れ、輪行組の4人は日野駅へ向う。貴生川駅近くで昼食をとるというのが当初の計画であったが、そんな時間も体力も私には残っていなかった。宮脇さんが見つけてくれた日野駅すぐ前の小さな食堂に駆け込み、開口一番「ビールあります?」。お蔭様で、ビール中瓶2本と日替わり定食でやっと生き返えることが出来ました。
近江鉄道は電車のなかに自転車をそのまま持って乗れるサイクルトレーンを実施されていた。26吋の婦人車を、ドンと自分の前において座席に座っていたおばさんを写真に撮らなかったのが残念だ。1時間に1本の電車に乗り、貴生川駅で近江鉄道からJRに乗り換える。私は草津~京都を選び、大森さん、西見さん、宮脇さんは柘植~奈良を選ばれた。
今日の私の走行距離は84km位だったが、宮脇さんは100km越え、桑島さんはおそらく160kmに達したと思う。私のミスとトレーニング不足で、同行の皆さんには大変なご迷惑をかけてしまったと猛省しきり。しかしながら、いろんな教訓を自分のものに出来た1日でもありました。お詫びの心で、その教訓をご披露いたします。
- 教訓その1 未知のコースは徹底的な事前調査をやり、頭の中に叩き込め!
- 教訓その2 道を間違ったと気づいたら、分かっている処まで引き返せ!
- 教訓その3 持っている資料は何度も見て確認しろ!
- 教訓その4 夏は午前中でも暑い!
- 教訓その5 走る前夜は深酒厳禁、浅くしろ!
- 教訓その6 睡眠不足は自分の責任だ!
- 教訓その7 生き返るには、ビールに勝るものは無い!