催行日:2017年2月18日(日)
参加人員:5名
報告:辻元俊恵


歩くのにも苦労した当初予定日の葛城公園

当初11日予定だった御所史跡巡りが雪のため中止になり、急きょリベンジランを計画したので、参加者はいないのでは? と不安になりながら集合場所へ向かったにもかかわらず、3名の方が参加して下さいました。

坂が苦手でゆっくりしか進めないので、皆さんには物足りないと思いますと、初めにお詫びして、集合写真を撮ってから公園をスタート。

前日の暖かさから一転また冬に逆戻りの気温、集合前に射してた太陽も雲に隠れ雨だけは…と祈りながらペダルを踏む。修験道の祖・役行者生誕の地でトンド発祥の地と言われる「吉祥草寺」から、日本武尊の魂が亀山から白鳥となって舞い降り、羽曳野へ向かったとされる伝説の地「白鳥陵」へといきなり神話の世界に飛び込むコース。大口峠を越えてイザナギノミコト、イザナミノミコトを御神祭とする「巨勢山口神社」へ向かうも、参道入り口から片道10分の登山は中止して次へ。
お供え物のおさがりを「おとしだま」と呼んだことが御年玉の起源となった「葛木御歳神社」から風の森峠への途中「自然の里レストラン」で昼食。

腹ごしらえを終えたところで風の森峠から「高鴨神社」へ。
この地域の古代豪族の鴨氏ゆかりの神社で、京都の上賀茂・下賀茂はじめ全国に分布する鴨社・賀茂社の総社とされています。

 
旧名柄郵便局を改装した「テガミカフェ」で一休み。
一息ついて次の目的地へ。

古事記や日本書紀に登場する一言主大神を祀る「葛城一言主神社」から、畦道の葛城古道を歩いて、綏靖天皇葛城高丘宮跡を経て千躰石仏の「九品寺」へ。

  

高鴨神社を上鴨社とし、葛木御歳神社を中鴨社、この鴨都波神社を下鴨社とされています。

一部予定を中止したこともあり、予定より早くゴールしました。
上りも下りも坂が苦手な私が走ることで、坂の度に待っていただき、参加者の皆様に楽しんで頂けたか疑問が残るところでしたが、最後に「御所を堪能した」と言っていただけのでホッとしました。
参加者の皆様ありがとうございました。

催行日:2016年12月17日(土)
集合:生駒市役所 08:30 スタート 09:30
参加人員:16名
報告:池田孝


チャリロゲいこまに参加して

第3回チャリロゲいこまにNCAのメンバー16名が初参加しました。総勢90名、シエルボ奈良や奈良北高校自転車部のメンバーもサポートして走ります。

この時期の生駒にしては珍しく暖かい日差しの穏やかな朝、集合したNCAメンバーでチームを組みました。私たちは3人チームで「ちゃりもんGO」というチーム名で参加。開始15分前に地図が配られます。ルールは制限時間5時間以内に45か所のポイントで指令された写真と同じ構図の写真を撮ってくることです。2人がポイントでポーズをとり、1人がカメラのシャッターを押す掛かりになります。廻ったポイントに応じて得点が加算されます。坂の上や遠い場所はポイントが高くなっています。いちばん高い100ポイントは暗峠を大阪側に下ったところです。このポイントを取ろうと思えば暗峠を奈良側から登り、大阪へ下って、また登ってくる必要があります。
特典ポイント10ヵ所では、飲み物や食べ物の差し入れがあります。15分間の作戦タイムで私たちのチームは特典のあるポイントをねらって南方面へ行くことに決定。
まず、特典のパン獲得を目指してペダルを回します。ゆっくり走ろうと思うのですが、多くのポイントを廻りたいという気持ちが高ぶり、ペダルを踏み込むのも力が入ります。ポイントで「一番乗りですよ」なんて声を掛けられると、調子に乗って坂ではダンシングしさらに力入ります。生駒はどこを走っても坂、南北に走っていれば平坦かと思いきやまた坂が出てきます。ポイントの「逆さカーブミラー」を見つけて写真を撮ろうとレンズをのぞくとちょっと景色が違います。せっかく登った坂をあきらめて戻るのは辛かったです。

お昼は生駒インター近くのうどん屋さんで「カレーうどん」を頂きました。
休憩らしい休憩はこの時だけ、5時間はあっという間でした。パン・紅茶・おしるこ・ラスク・ポカリを獲得し、走行距離50km、18ヵ所を廻りました。ゴール後はあたたかい豚汁を頂き本当に楽しい一日でした。皆さんはいくつポイントを廻れましたか?来年も是非、坂は多いけどいろんなコースを楽しめる生駒へお越しください!

催行日:2016年8月28日(日)
集合:JR奈良駅 08:30 スタート 09:00
参加人員:17名(NCA会員:12名、JCA会員:5名)


【レポート】報告:NCA木村 吉則
迷走台風10号の遠い影響の為か、曇り空でのJR奈良駅をスタート。
まづは、法隆寺を目指して秋篠川沿いの自転車道を南下。大和郡山城址を通り富雄川の自転車道で法隆寺へ。このあたりでは霧雨、このぐらいであればと願いつつ、法隆寺手前は一面イチジク畑。試走時は朝採れのイチジクに長蛇の列が出来ていたが、今日は「売り切れ」との看板。世界遺産の法隆寺では、「はいチーズ」。柿にはまだ少し早く、食べて一句とはいかなかった。次があれば時期を遅らせよう!。ここからは橿原神宮へむけスタート。霧雨が雨粒となる。しかし5分もせずに雨あがる。飛鳥川沿いの自転車道を南下。雑草も刈り込んだばかりで気持ちのいいサイクリング。今井町の町並みで一人と合流。橿原神宮の空母:瑞鶴の碑で「はいチーズ」。そして今がまっ盛りの布袋葵を本薬師寺で!。これだけ広い畑に咲いているのは壮観です。次は風鈴の「おふさ観音」へ。ボケ封じのご利益があるそうな。エピソードで、少し遅れたKさんと橿原神宮で合流すると、「Kさん!リュックは?」「エッ!!、忘れた。今井町のトイレに!」すぐに取りに帰り「やはり日本は最高!」との事。無事リュックは見つかりました。先にお房観音にお参りすれば防げたのかな??昼飯は出合付近で。昼食後は日本酒発祥の碑のある正暦時へ。今日の一番の上り坂。ここからは上ツ道で奈良公園の猿沢の池へ、お疲れ様でした。おいしいかき氷は食べられましたでしょうか!

1.法隆寺 正岡子規:柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺
1.法隆寺 正岡子規:柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺

2.橿原神宮 航空母艦:瑞鶴の碑
2.橿原神宮 航空母艦:瑞鶴の碑

3.正暦時 清酒発祥の碑
3.正暦時 清酒発祥の碑

(※写真クリックで拡大表示)

催行日:2016年5月15日(日)
集合:JR王寺駅 08:00
参加人員:17名(NCA会員:12名、一般:5名)


【レポート】報告:NCA木村 吉則
朝から天気よく、今日は焼けるかも。今日は18歳の高校生が参加。自転車部との事。こんな若人がとうれしくなる。定刻に王寺駅をスタート。大和川から葛城川と自転車道を南へ。御所市役所で1名の合流。今日で一番の坂(?)の重坂峠を越え五條市内へ。五条の本陣のコンビニで2名と合流し全員17名となる。最初の目的地は九度山の真田庵。今年の大河ドラマの真田家のゆかりの地。句碑は蕪村。ここで分かれて昼食。ここからは紀ノ川沿いのサイクリングロードの桃源郷の中を、強い向かい風に毅然と立ち向かい走り抜ける。4月には桃の花で全て桃色世界になるとの事。今は緑、みどり、緑。でもなかなか捨てたもんじゃありません。紀ノ川から分れ貴志川へ。すぐに貴志駅、そうです「タマ2世駅長」の寝姿を見てきました。タマ2世は「東照宮のねむり猫」か!試走の時も寝ていた。起きて『ごめんニャー』とでも言ってほしいものです。ここからは海南市まで走り、有馬皇子の歌碑。最後に猛烈な海風を受けながら片男波公園の万葉の歌碑。そしてJR和歌山駅で解散。走行距離は約120km全員事故なく完走。お疲れ様でした。今度は桃色世界の時に走りたいものです。

1.真田庵にて

2.貴志駅:タマ駅長

3.有馬皇子歌碑

4.片男波公園:万葉の歌碑

実施日: 2016年4月10日(日)
参加者: 23名


 

今年のお花見サイクリングの担当を仰せつかり、どこに行けるか?
ここ数年は、宇陀の桜をめぐるサイクリングでしたが、今年は案内役を仰せつかって、はてさてえらいことです。
新しい企画、どこの桜を観る?

10時の集合時刻に集まったサイクリストは23名。協会ランに始めて参加頂く方も多くおられ。何とか案内役の面目もたちました。
今日のコースは、80kmで1000m以上登るという山岳コースですが、桜を観るというモチベーションが登りを隠してしまったのでしょうか?


軽いブリーフィングの後、まず榊原温泉口駅から、名松線の終着駅の伊勢奥津駅を目指します。
伊勢奥津までは、名松線と雲出川を絡み並行しながら約24km 高低差は180mと緩やかに登るルート。川沿いところどころに桜の並木、山を見上げればいたるところに山桜、お花見サイクリングの名の通りとなりました。

さて、名松線について、少しご紹介。
名松線は、2008年10月の台風被害により線路が大きな被害を受け、家城から伊勢奥津までの区間をバス輸送とされていました。JR東海はその区間の廃線を決めたものの、地元住民と行政の努力によって、今年の3月26日に念願の復旧が為し遂げられたばかりの絶好のタイミング。伊勢奥津駅には、SL時代の給水塔が残り、伊勢街道の宿場街の雰囲気の残る風情のある町並みも見ものです。
途中1回のコンビニ休憩を挟み、伊勢奥津に到着したのは、お昼前。復旧した直後の桜咲く日曜日ということもあり、普段は殆ど人影の無い駅舎に入るための鉄道ファンの長い列に大驚き!あまりにも沢山の人が溢れていることと、お腹の事情もあり、トイレ休憩と記念写真を済ませて、先を急ぐことに!

ここからは、伊勢街道の雰囲気を楽しみながらの登りセクションです。桜の名所でもあり、沢山の車の間を縫いながら、御杖村の丸山公園を目指します。丸山公園の手前には、急峻なセクションもあり、ヒイヒイ言いながらダンシングを決める方や、堪らず押しが入る方、様々な登り方で丸山公園に到着。

こちらは樹齢百年を超える百本あまりの山桜が丘陵をピンクに染める名所です。若干若葉が目立ち、少し見ごろを越した感じが残念でしたが、駐車場から一歩丘陵部に脚を伸ばすと、まだまだ綺麗な桜とヤマツツジも観られてなかなかの見ごたえでした。
時計も12時を廻って、そろそろ、お腹も空いてきた時間帯です。
丸山公園を下り、「第3回こうちくいちば」が開催され、沢山のマイカーで賑わう、「道の駅伊勢本街道御杖」へ。
道の駅伊勢本街道御杖では、観桜とこうちくいちばへの来場者で混雑することから御杖村むらづくり振興課のご好意で、駐輪所を設置頂き、安心して自転車を置くことが出来て助かりました。
ここで、お昼休憩として、めいめいに好きな時間を過ごしていただきました。
こうちくいちばの出展者には、カレーやフランス料理のガレット、パン、ワッフル、うどんなどの食事の他に、天然の蜂蜜などの農産品、雑貨屋など、さらには路上ライブもあり、美味しく楽しい時間を過ごせました。
再出発の時刻になり、ここからの登りを避けて、近鉄名張駅方面に離脱されるかたと別れ、伊勢本街道を曽爾村方面に。
旧道と新道を織り交ぜながら、曽爾に到着し、交通量も多いことから当初予定していた栂坂峠への国道を使わずに、曽爾村のシンボル屏風岩の麓に登ってから、室生寺に抜ける、旧道の伊勢本街道へハンドルを切ります。 ところが、この取り付きの屏風岩下までの10%以上ありそうなヒルクライムがきつい! 屏風岩を見上げる峠まで、隊列は崩れ、脚の強さの序列で3キロほどのぼりを楽しみ(苦しみ)ました。
ここからは、細かなアップダウンはありますが、室生田口までの下りセクション。登りがきつかったためか、超ハイペースのダウンヒル! なんとか着いていくと、室生田口の集落の手前分岐路に出て、後続とはぐれないように一時停止。ここの分岐路の桜並木が丁度見ごろで今回の「ザ・ベスト桜」賞。
室生寺に到着したのは午後4時。御杖で満たしたお腹がそろそろ空く頃。室生寺の門前町で名物の草餅に列を作ります。本当は、蓬入りの回転焼きがお目当てでしたが、今日はお店が閉まっています。休業だったのか?時間が遅くて閉店したのか? おばあちゃんの顔も楽しみだったのですが残念!
15分ほど休憩して、再出発しましたが、お日様が斜めになってきて、気温も下がってきたので、室生湖まではスローペースで隊列移動。室生湖沿いに堰堤の登りで再度アタック勃発!
みるみる逃げていくヒルクライマーな皆さんを見送り最後のあがき。
午後5時になり、室生湖畔から街道に登りきったところで、自走で帰られる方や、榛原駅から輪行される方を見送り自由解散。
案内役は、最後尾を待って榛原駅へ。
距離は80キロと短めですが、しっかりと登って、沢山の桜を観たサイクリングとなりました。
榛原から輪行し、八木駅で京都行きに乗り換え、新ノ口駅に差し掛かるころ、橿原市内に自走で帰られた参加者から、無事帰宅されたとのお礼のメールを頂きました。
皆様、思い思いのサイクリングを楽しんで頂けましたでしょうか。