催行日:2016年8月28日(日)
集合:JR奈良駅 08:30 スタート 09:00
参加人員:17名(NCA会員:12名、JCA会員:5名)


【レポート】報告:NCA木村 吉則
迷走台風10号の遠い影響の為か、曇り空でのJR奈良駅をスタート。
まづは、法隆寺を目指して秋篠川沿いの自転車道を南下。大和郡山城址を通り富雄川の自転車道で法隆寺へ。このあたりでは霧雨、このぐらいであればと願いつつ、法隆寺手前は一面イチジク畑。試走時は朝採れのイチジクに長蛇の列が出来ていたが、今日は「売り切れ」との看板。世界遺産の法隆寺では、「はいチーズ」。柿にはまだ少し早く、食べて一句とはいかなかった。次があれば時期を遅らせよう!。ここからは橿原神宮へむけスタート。霧雨が雨粒となる。しかし5分もせずに雨あがる。飛鳥川沿いの自転車道を南下。雑草も刈り込んだばかりで気持ちのいいサイクリング。今井町の町並みで一人と合流。橿原神宮の空母:瑞鶴の碑で「はいチーズ」。そして今がまっ盛りの布袋葵を本薬師寺で!。これだけ広い畑に咲いているのは壮観です。次は風鈴の「おふさ観音」へ。ボケ封じのご利益があるそうな。エピソードで、少し遅れたKさんと橿原神宮で合流すると、「Kさん!リュックは?」「エッ!!、忘れた。今井町のトイレに!」すぐに取りに帰り「やはり日本は最高!」との事。無事リュックは見つかりました。先にお房観音にお参りすれば防げたのかな??昼飯は出合付近で。昼食後は日本酒発祥の碑のある正暦時へ。今日の一番の上り坂。ここからは上ツ道で奈良公園の猿沢の池へ、お疲れ様でした。おいしいかき氷は食べられましたでしょうか!

1.法隆寺 正岡子規:柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺
1.法隆寺 正岡子規:柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺

2.橿原神宮 航空母艦:瑞鶴の碑
2.橿原神宮 航空母艦:瑞鶴の碑

3.正暦時 清酒発祥の碑
3.正暦時 清酒発祥の碑

(※写真クリックで拡大表示)

4月の熊本地震に対し、当協会と木津川サイクリング倶楽部さま合同で募金活動をさせていただきました。
これをとりまとめて、5月に熊本県サイクリング協会へ5万円をお送りしました。

本日、理事長の高田様よりご丁寧なお礼状を頂戴しました。


※クリックで拡大

催行日:2016年5月15日(日)
集合:JR王寺駅 08:00
参加人員:17名(NCA会員:12名、一般:5名)


【レポート】報告:NCA木村 吉則
朝から天気よく、今日は焼けるかも。今日は18歳の高校生が参加。自転車部との事。こんな若人がとうれしくなる。定刻に王寺駅をスタート。大和川から葛城川と自転車道を南へ。御所市役所で1名の合流。今日で一番の坂(?)の重坂峠を越え五條市内へ。五条の本陣のコンビニで2名と合流し全員17名となる。最初の目的地は九度山の真田庵。今年の大河ドラマの真田家のゆかりの地。句碑は蕪村。ここで分かれて昼食。ここからは紀ノ川沿いのサイクリングロードの桃源郷の中を、強い向かい風に毅然と立ち向かい走り抜ける。4月には桃の花で全て桃色世界になるとの事。今は緑、みどり、緑。でもなかなか捨てたもんじゃありません。紀ノ川から分れ貴志川へ。すぐに貴志駅、そうです「タマ2世駅長」の寝姿を見てきました。タマ2世は「東照宮のねむり猫」か!試走の時も寝ていた。起きて『ごめんニャー』とでも言ってほしいものです。ここからは海南市まで走り、有馬皇子の歌碑。最後に猛烈な海風を受けながら片男波公園の万葉の歌碑。そしてJR和歌山駅で解散。走行距離は約120km全員事故なく完走。お疲れ様でした。今度は桃色世界の時に走りたいものです。

1.真田庵にて

2.貴志駅:タマ駅長

3.有馬皇子歌碑

4.片男波公園:万葉の歌碑

実施日: 2016年4月10日(日)
参加者: 23名


 

今年のお花見サイクリングの担当を仰せつかり、どこに行けるか?
ここ数年は、宇陀の桜をめぐるサイクリングでしたが、今年は案内役を仰せつかって、はてさてえらいことです。
新しい企画、どこの桜を観る?

10時の集合時刻に集まったサイクリストは23名。協会ランに始めて参加頂く方も多くおられ。何とか案内役の面目もたちました。
今日のコースは、80kmで1000m以上登るという山岳コースですが、桜を観るというモチベーションが登りを隠してしまったのでしょうか?


軽いブリーフィングの後、まず榊原温泉口駅から、名松線の終着駅の伊勢奥津駅を目指します。
伊勢奥津までは、名松線と雲出川を絡み並行しながら約24km 高低差は180mと緩やかに登るルート。川沿いところどころに桜の並木、山を見上げればいたるところに山桜、お花見サイクリングの名の通りとなりました。

さて、名松線について、少しご紹介。
名松線は、2008年10月の台風被害により線路が大きな被害を受け、家城から伊勢奥津までの区間をバス輸送とされていました。JR東海はその区間の廃線を決めたものの、地元住民と行政の努力によって、今年の3月26日に念願の復旧が為し遂げられたばかりの絶好のタイミング。伊勢奥津駅には、SL時代の給水塔が残り、伊勢街道の宿場街の雰囲気の残る風情のある町並みも見ものです。
途中1回のコンビニ休憩を挟み、伊勢奥津に到着したのは、お昼前。復旧した直後の桜咲く日曜日ということもあり、普段は殆ど人影の無い駅舎に入るための鉄道ファンの長い列に大驚き!あまりにも沢山の人が溢れていることと、お腹の事情もあり、トイレ休憩と記念写真を済ませて、先を急ぐことに!

ここからは、伊勢街道の雰囲気を楽しみながらの登りセクションです。桜の名所でもあり、沢山の車の間を縫いながら、御杖村の丸山公園を目指します。丸山公園の手前には、急峻なセクションもあり、ヒイヒイ言いながらダンシングを決める方や、堪らず押しが入る方、様々な登り方で丸山公園に到着。

こちらは樹齢百年を超える百本あまりの山桜が丘陵をピンクに染める名所です。若干若葉が目立ち、少し見ごろを越した感じが残念でしたが、駐車場から一歩丘陵部に脚を伸ばすと、まだまだ綺麗な桜とヤマツツジも観られてなかなかの見ごたえでした。
時計も12時を廻って、そろそろ、お腹も空いてきた時間帯です。
丸山公園を下り、「第3回こうちくいちば」が開催され、沢山のマイカーで賑わう、「道の駅伊勢本街道御杖」へ。
道の駅伊勢本街道御杖では、観桜とこうちくいちばへの来場者で混雑することから御杖村むらづくり振興課のご好意で、駐輪所を設置頂き、安心して自転車を置くことが出来て助かりました。
ここで、お昼休憩として、めいめいに好きな時間を過ごしていただきました。
こうちくいちばの出展者には、カレーやフランス料理のガレット、パン、ワッフル、うどんなどの食事の他に、天然の蜂蜜などの農産品、雑貨屋など、さらには路上ライブもあり、美味しく楽しい時間を過ごせました。
再出発の時刻になり、ここからの登りを避けて、近鉄名張駅方面に離脱されるかたと別れ、伊勢本街道を曽爾村方面に。
旧道と新道を織り交ぜながら、曽爾に到着し、交通量も多いことから当初予定していた栂坂峠への国道を使わずに、曽爾村のシンボル屏風岩の麓に登ってから、室生寺に抜ける、旧道の伊勢本街道へハンドルを切ります。 ところが、この取り付きの屏風岩下までの10%以上ありそうなヒルクライムがきつい! 屏風岩を見上げる峠まで、隊列は崩れ、脚の強さの序列で3キロほどのぼりを楽しみ(苦しみ)ました。
ここからは、細かなアップダウンはありますが、室生田口までの下りセクション。登りがきつかったためか、超ハイペースのダウンヒル! なんとか着いていくと、室生田口の集落の手前分岐路に出て、後続とはぐれないように一時停止。ここの分岐路の桜並木が丁度見ごろで今回の「ザ・ベスト桜」賞。
室生寺に到着したのは午後4時。御杖で満たしたお腹がそろそろ空く頃。室生寺の門前町で名物の草餅に列を作ります。本当は、蓬入りの回転焼きがお目当てでしたが、今日はお店が閉まっています。休業だったのか?時間が遅くて閉店したのか? おばあちゃんの顔も楽しみだったのですが残念!
15分ほど休憩して、再出発しましたが、お日様が斜めになってきて、気温も下がってきたので、室生湖まではスローペースで隊列移動。室生湖沿いに堰堤の登りで再度アタック勃発!
みるみる逃げていくヒルクライマーな皆さんを見送り最後のあがき。
午後5時になり、室生湖畔から街道に登りきったところで、自走で帰られる方や、榛原駅から輪行される方を見送り自由解散。
案内役は、最後尾を待って榛原駅へ。
距離は80キロと短めですが、しっかりと登って、沢山の桜を観たサイクリングとなりました。
榛原から輪行し、八木駅で京都行きに乗り換え、新ノ口駅に差し掛かるころ、橿原市内に自走で帰られた参加者から、無事帰宅されたとのお礼のメールを頂きました。
皆様、思い思いのサイクリングを楽しんで頂けましたでしょうか。

この企画も昨年に続き2回目、今回定員15名で募集したところ、なんと募集開始4日目で定員に達する盛況ぶりであった。

p20160320_013月19日(土)18時30分、大阪南港フェリーターミナルに集合し、名門大洋フェリー(夜航フェリー)に乗船。午前中小雨が降っていた事もあり、自宅からの自走者は昨年より少なかった。
今回の参加者は全員男性で、平均年齢659歳(36歳~77歳)の自称万年青年ぞろい。食べて飲んで飲んで語り合って目覚めれば既に目的地。これぞ船旅の醍醐味。

p20160320_02 p20160320_04

p20160320_05翌朝、定刻の8時30分に新門司港へ着岸。昨日の雨雲は過ぎ去り、天気上々で気分揚揚。フェリーターミナルの駐車場でバイクを組立て、まずは船をバックに集合写真。今降りた船に今夜再び乗船し、大阪南港まで帰るのだ。これを世間では”弾丸ツアー”と称する。
p20160320_069時15分、予定通りサイクリングをスタート。最初に向かったのは「小倉城」、残念ながら桜には少し早かったが、早咲きが頑張って咲いていた。ここでも、お城をバックに記念撮影。
p20160320_07小倉市街地を通り抜け、巌流島が遠望できる海岸線をひたすら門司港レトロ街へと直走。門司港レトロ街では、日本唯一の歩行者専用の跳ね橋”ブルーウイングもじ”を徒歩で渡り、旧門司税関の前を通過。
門司港レトロ中央広場では、「北九州ラーメン王座選手権2016」を開催中で一帯は大混雑。空腹が故に匂いに誘われるも、そこはぐっと我慢。何故ならば、山口県下関市の「唐戸市場」で格安新鮮魚介類を満喫する事になっているからだ。
p20160320_08北九州銀行レトロライン観光列車の線路に沿った自転車道「しおかぜの路」を快走。ここまで来ると対岸の本州がまじかに見える。「泳いで渡れそうだ?」との声も聞こえてくる。
11時45分 旅のメインイベントである「関門トンネル人道」入口に到着。関門トンネルは、昭和33年に開通した国内唯一の海底人道トンネルで全長780m。海底トンネルへは自転車ごと専用エレベータに乗り、海底60mまで一気に降下。トンネル通行料は人は無料だが、自転車は1台につき20円を支払い、押して渡らなければならない。この海底トンネルには国道2号線の標識があり、途中に県境の表示もある。海底の県境は、まさに記念撮影の人気スポット。

p20160320_09 p20160320_10 p20160320_11 p20160320_12

山口県側に出て最初に目にしたのは、みもすそ川公園にある幕末の攘夷戦で外国船に砲撃を加えた長州砲台5門。目の前には青空に映える雄大な”関門橋”が、海峡上で存在感を示す。
p20160320_13 p20160320_1412時30分、お目当ての昼食場所である「唐戸市場」に到着。中では水揚げしたての魚介類がリーズナブルな値段で買える海鮮屋台が、所狭しと並んでいる。まさに通勤ラッシュさながら人波に押され、お目当ての屋台に辿り着くにも一苦労。おのおの苦労の末、好みの海鮮をゲット。波止場に出て昼食タイム、景色も味も最高で至福のひと時を実感。
p20160320_15関門トンネル両側に各々設置の半円形スタンプを押し合せ、円形のスタンプに仕上げたものを観光案内所で提示し、全員が「関門TOPPA!記念証」を受け取った。紅白の恋人灯台を眺めながら、カモンワーフの唐戸桟橋ボードウォークを颯爽と通り抜ける。
14時、白壁に朱塗りの水天門が特徴の安徳天皇を祀る赤間神宮にも立寄る。
p20160320_17再び関門トンネル人道を潜り抜け、福岡県門司市に浮上。まだまだ元気な姿(走り足らないのかなぁ?)に押され、関門海峡を眼下に見下ろす和布刈(めかり)公園展望台まヒルクライムする事を急きょ決断。急坂は一方通行となっており、数名が我先にと一気に駆け上がる。勢い余って目的の展望台を通り越し、更に上まで行って後続が来ない事に気づき折り返す一幕も。
展望台には、1,400枚もの有田焼の陶板からなる源平壇ノ浦合戦絵巻の壁画や壇ノ浦の戦いを解説した屏風などがあり、歴史好きに取っても絶好の場所である。
15時20分、和布刈公園展望台より下山、今朝着いた門司港フェリーターミナルへと向かう。瀬戸内海側海岸線を走り、やがては山中に入る。帰路には、コース唯一の峠越えがある。登り切って後続を待つ。ここからは約3キロのダウンヒルサイクリングを楽しむ。山中を一気に駆け抜ける時、周りの景色に「ここは奈良の山中じゃないか」と錯覚する者も出現。
p20160320_18「どこかでお土産を買いたい」との申し出があり、途中立寄りで阪九フェリーターミナルに入る。阪九フェリーターミナルの建物外観はまるで朱雀門。思わず「今度は奈良朱雀門に到着]との声も聞こえる。
17時 名門大洋フェリーの新門司港ターミナルに到着。朝預けていった輪行袋をコンロッカーから取り出し、全員輪行準備。朝乗ってきた船に全員再び乗船、部屋も行きと同じで「勝手知った他人の何とか」状態。
p20160320_20 p20160320_19帰りの船の中でも、バイキングメニューをがっつり飲食。今回乗船した船は、平成27年11月から運航開始の新船で何もかも新しく快適に過ごせた。
行き同様、翌朝定刻の8時30分に大阪南港に着岸。7名が自走、8名が列車輪行で家路に着いた。

事故やトラブルもなく、楽しいサイクリングと想い出に残る船旅を無事終える事が出来た。「来年は下関の火の山にチャレンジしようかなぁ~?」なんちゃって!!! 皆様お疲れ様でした。