プライベートラン 根来寺サイクリング(協会ラン下見)の報告

行き先 近鉄・壺阪山駅 ~ 粉河寺 ~ 根来寺 ~ 国分屋(昼食) ⇒ 輪行
日程 2011年9月4日(日) AM 7:00~
合流場所 大和郡山市役所 ・ 橿原駅 ・ 壺阪山駅 ・ 五條市/イオン前 ・ 国分屋
参加者 8人 : 桑島 ・ 近藤 ・ 多田 ・ 辰野 ・ 西見 ・ 山野 ・ 山野

【Report: 近藤一郎】
私の脚より鈍足の台風12号の影響で、当初3日に予定していたこの下見サイクリングを1日延ばして4日に実施することになった。奈良県にも和歌山県にも警報が発令されていたが、4日には日本海へ抜けるとの台風情報を信じ、台風一過、風雨は大したこと無いだろうと踏んだのである。

午前6時に目覚ましが鳴り、雨がしっかり降っていることを教えてくれた。「ヤダナァ」と思いながらも身支度を終え、テレビを睨みながら朝飯を頬張る。「警報が出てる・・・。」を3回くらい言ったカミサンから、遂に「止めたら?」と来た。「今更止められん。行くと決めたら行くんじゃ!」とガンコ振りを発揮したが、雨は未だ降っているし「ヤダナァ」が本音であった。

最初の集合は大和郡山市役所前に7時である。6時50分に家を出るときには、なんと雨が降っていないではないか。「日頃の行いは大事やなぁ」とカミサンに言い残し、買ったばかりのポンチョをひるがえしながら家を後にする。市役所前で雨対策万全の多田さん、辰野さん、西見さんと合流し、7時丁度に4人は橿原駅を目指して出発。西名阪を潜る頃に少しだけ雨が来たが、ほんのチョッピリである。ただ、田原本では「寺川」が恐ろしいほどの水量と勢いで流れていて、こんな「寺川」は見たことなかった。

きっちり1時間で橿原駅到着。前田さんと合流し、10分ほど休憩してから壺阪山駅へ向う。ここで桑島さんと合流、一行は6人となった。雨は降ってない。計画通り、8時30分に出発。すぐの高取町役場のあたりで、「青空や!」と誰かが叫んだ。見ると小さいが確かに青空が見えた。そして、真正面の葛城山だけには太陽が当たってキラキラ輝いており、雨雲に曇る金剛山と好対照であった。

県道120号線は極々緩~い上りで、時々下りもあって楽に走れる。市尾~葛~吉野口~薬水と快走。薬水駅を過ぎて少し行くと、このサイクリングの唯一とも言うべき上りがあるが、この私でも止まることなく走破出来る。少しだけ雨になったが、覚悟していたことだし、それほど激しいものではなかった。雨が止んだ峠(峠と言わせて下さい)のテクノパークから一気の下りだが、路面が濡れているので残念ながら飛ばせない。9時頃、住川(交差点)で国道24号線に出る。R24の風の森峠は既に越えているので、ここからは下りで五条市街へ行けるのだ。健脚の桑島さんには初めてのコースらしく、「何と楽なコースや」とビックリされていた。

JR五条駅近く、国道沿いにあるイオンで、大阪から自走で来られた山野さんと合流できた。途中、我々は大した雨でなかったが、山野さんが大阪を出られる頃は、かなりの雨だったようだ。何でもないような顔をしている山野さんに、内心「スゴイなぁ」と思わずにはおれなかった。充分な休憩をとり、7人がイオンを出発したのは、9時半を少し過ぎていた。
犬飼(交差点)で左折、R24から離れて紀ノ川を渡る。国道だと橋本市街手前にそこそこの坂があるので、それを避けるというのもあるのだが、それよりもクルマと信号の多い国道は走りたくないのだ。ここからもずっと下り基調が続く。プロ野球の岡田監督に言わせると「そりゃそうよ!」となるのだろうが、海に向って流れている紀ノ川に沿って走るのだから、当然といえば当然のことである。雨はなく、時折“おひさま”が顔を見せる下り基調の快適な路を、ホント気持ちよく走っていると、警備員の赤い旗に止められた。崩落があって、この先が通行止めとなっているらしい。丁度コンビニがあったので休憩することになった。時間は10時40分、気がつくと五条から1時間以上も走り続けているのに驚いた。

通行止めでは仕方ないので、大門口大橋で紀ノ川を渡り、R24を走ることにした。雨は完全に止んで“おひさま”が見える。みなさん、「暑い!」と言いながら雨具を脱ぎだしたではないか。私もと思ったがポンチョは着たままで走ることにした。「マーフィーの法則」が頭をよぎったからである。

山門で記念写真それにしても、紀ノ川の水量はスゴイの一言に尽きる。台風12号の猛威を改めて感じられずにはいられない。こんな時に走るバカもいるもんだ、・・・な。クルマは多いがR24は結構走り易かった。粉河(交差点)で右折。2km足らずで、11時頃に粉河寺到着。西国第三番札所で『父母の恵みも深き粉河寺』と詠われるこの寺は3,500坪もあるそうで、200メートルほどの石畳の参道をBIKEを押して歩いて行くと立派な中門があった。ここで記念の集合写真。そこから本堂へ参拝する人と、BIKEの番をするという口実で動かない人がいる。

せっかくなので参拝ここから県道7号線を10km程で根来の「国分屋」に到着。未だ正午前だ。我々の到着と、大阪から電車とタクシーで来られた山野さんの奥様の到着がまったく同時であったが、これも神仏のお引き合わせであろうか。奥様が参加してくれたおかげで、8人の予約を減らさずに済んだのだ。500メートル先にある根来寺に行きたい方だけ坂を上っていかれた。今年の桜の頃に来ている私などは、直ぐに輪行の準備にとりかかる。そして、一番乗りでお風呂へ。ギリシャ風呂の湯に浸かると、その気持ちよさに大満足。もっとも、90km足らずとは言え無事に走り終えたこと、冷えたビールと「きじ鍋」が待っていることも大いに起因していることは否定しない。

僧兵鍋に下つづみいよいよ大宴会の始まり。皆さん、バラバラに席に着くので何度もビールで「カンパイ!」を繰り返した。僧兵鍋と名付けられたこの鍋のスープは本当に旨いもので、「秘伝のタレ」と女将さんが言うのも、あながちウソではなかった。殆んどの方が「きじ」は初めてだそうだが、私も鍋の「きじ」は初体験である。骨付きの肉は、硬くはないがよく引き締まったもので、皆さん「旨い!旨い!」と大好評。「骨付きだから、良いダシが出るんよ」と和歌山弁で付きっ切りの女将さんが言う。野菜も定番の白菜やネギや椎茸にワラビ・タケノコ・レンコンなどが加わっていた。

オサケのピッチが上がる。私はビール2本の後は好きな清酒を燗でいただいた。少し酔いがまわってきて心地よい。後で考えると大の銚子を一人で3本も空けていたのだ。ビール党の人、冷酒にする人、焼酎にする人と人それぞれだが、その賑やかな事と言ったらない。付きっ切りで鍋の面倒をみてくれている女将さんや大女将さんも話しに入ってくる。最後にうどんを入れ、その後は雑炊で〆る。楽しい時は時間を忘れさせるもので、誰かが言った「4時を回ってる!」に皆はビックリ。

粉河橋本間のJRは台風の影響で運転中止になっていて王寺には行けない。紀伊駅までバスで送ってもらい、天王寺経由で帰った。酒代がかさみ、計画では¥5,000位かと予想していたが、その3割り増しになってしまった。でも、楽しい、美味しいサイクリングに私は大満足であった。

(ICHI)

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